若者社会の闇。

『イスラム国を真似して人を殺そうと思った。練習に、ヤギを殺そうとした。』
こう供述したという中学生。
最初聞いたとき、とんでもないサイコパスが現れたと思った。
大学生が、誰でも良いからとにかく人を殺したいとおばあさんを殺害した事件を思い出した。
しかし、続報を聞いて、この二つの件は根本的に異なるのではと思った。
この大学生の場合は、本当に誰でも良かった。
目に入る全ての人間が、殺害対象であったと言っても過言ではない。
しかし、あくまで推測だが、冒頭の中学生は殺したい相手が明確にいたのではないかと思う。
彼は、不登校だったそうだ。
もし、彼がいじめを受けていたのだとしたら。
ニュースでは声高にインターネットの毒性が叫ばれていたが、彼は、本当にただ触発されただけなのだろうか。
インターネットがこれだけ普及した現代、大人がいくら見せまいとしたって、好奇心旺盛な子どもたちはいくらでもこういった画像や動画を探し出すだろう。
だが、それを見たから人を殺す、という思考につながるだろうか。
殺したい人間がいて、その手段を知ってしまったのではないだろうか。
すべて、個人の憶測に過ぎないが、学校という小さな社会におけるトラブルは、子どもたちにとっては大きな闇であり、インターネットの毒性など大きく凌ぐものであることを、我々大人は今一度考えなければならない、そう感じた事件であった。

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